ガス?電気?石油?何を購入したら良いか迷う時の暖房機器の選び方

りなパパ

夫婦共働き子育て中のりなパパです。

『暖房機器は何を選べばよいの?』そんなお悩みの解決方法や解決に向けたアドバイスをお届けします。

寒い季節がやってくると、家の中を暖かくするための暖房機器は欠かせない存在です。

でも、どの暖房機器を選べばいいの?、暖房機器によって何が違うの、そんな悩みや疑問をお持ちの方も多いと思います。

暖房機器=エアコンだけじゃないんです。

今回は、家庭の暖房機器購入に関するお困りごとを解決するための解決方法をご紹介します。

この記事はこんな方に向けて書いています
  • 暖房機器の購入を考えている方
  • エアコン以外の暖房機器を探している方
目次

暖房機器の種類とは?

りなパパ

家庭でよく使われる暖房機器にはいくつか種類がありますので、ご紹介します。

暖房機器と言って思い付くのはエアコンですが、用途によって使い分けた方がいいんです。

全部屋エアコンの必要はないし、常に人がいるわけでなければ、エアコンにこだわらなくていいんです。

困っている人

わたしはエアコンが苦手なんだけど、そんなわたしに合う暖房機器はあるの?

エアコンが苦手な方でもしっかり部屋を暖める暖房機器はあります。

エアコンも含め暖房機器をご紹介します。

  • 使用用途を確認すればベストな暖房機器を選択できます
  • エアコンが苦手な方でも暖める暖房機器はあります

エアコン

暖房機器の王道で、設置している方も多いと思います。賃貸なら元々設置していることも多く、設置を条件に家を探す方もいます。

私は単身赴任のため賃貸マンション住まいですが、条件に加えなくてもエアコンは大多数のマンションが元々設置されていました。

自宅もエアコンを3基設置していて、冷暖房完備である他に、1基はネットとつながり外から電源を入れたり、消したり、温度設定できたりと、機能も充実しています。

冷房、暖房の他にも、ストリーマ(お部屋の空気をきれいにする機能)や風ないス(風が直接体に当たらない機能)といった、メーカー毎に様々な機能が備わっています

困っている人

メーカーによってどんな機能があるの?

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メーカー主な機能
ダイキン外の空気中の水分を取り込み、給水なしで空気を潤しながら温める「無給水加湿」
パナソニック空気中のカビや花粉、PM2.5、臭いなど有害物質を抑制するだけでなく、エアコン内部に発生しやすいカビなどを抑制して清潔に保つ「ナノイー」
三菱電機360度センシングして室内の状況や人の状態をつぶさに読み取る高精度赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」
日立パワフルな空気清浄機能と強力な除湿で室内のカビ繁殖を抑制する「凍結洗浄」
メーカー毎の主な機能

メーカーごとに機能が異なるため、新規購入や買い換えの時には、使いなれたメーカーの他に、機能も考慮して決めましょう。

スマホリモコンでは複数のエアコンを管理できるただけでなく、テレビや電気など他の電化製品の操作ができるものもあります。

エアコンは冷暖房の両方を備えていることが多く、一年中使えるのも強みですし、上記の他にも省エネ機能やスマート制御機能など様々あるため、機能もしっかり見て購入を考えてみましょう。

ちなみに、我が家では、ダイキンはリビングと子供部屋、パナソニックは私の部屋と2つのメーカーを使用していますが、パナソニックの清潔に保つナノイーとダイキンの潤いは、私達にはメリットになっていて、なくてはならない機能です。

石油ストーブ

石油ストーブは寒冷地で多く使われ、エアコンはないが石油ストーブを設置している所もあります。

私の祖母の家でも石油ストーブを使っていて、近所に回ってくる灯油販売から灯油を購入してます。

石油ストーブは、石油を燃料として使用する暖房機器で、石油を燃やすことで発生する熱を利用し、室内を暖かくします。

国内では、ダイニチ工業、コロナ、トヨトミの3社が製造していて、この3社で国内の大多数のシェアを占めています。一部の石油ストーブは換気機能を持っており、室内の空気の状態を改善できる機能も持っています。

困っている人

石油ストーブの機能もメーカーごとに教えて!

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メーカー主な機能
ダイニチ工業「ブンゼン(気化)式」と呼ばれる方式で灯油を(電気)ヒーターで一度暖めてからノズルで吹き出し燃焼
コロナ電気ヒーターを使わない「ポンプ噴霧(気化)式」
トヨトミ燃焼筒内のポット(蒸発皿)の上に灯油を流し込んで、自然気化させた灯油を燃焼させる「ポット(気化)式」
メーカー毎の主な機能

各メーカー全て違う機能を使っていて、機能だけでは何が良いかわかりませんよね。

  • 短時間で暖めるならダイニチ
  • エネルギー消費を抑えるならコロナ
  • 劣化した灯油を使うならトヨトミ

早く暖めたいか、消費をおさえたいか、劣化した灯油を使うか、この3点も考慮してご検討ください。

祖母の家では、エネルギー消費を抑えて節約するため、コロナの石油ストーブを活用しています。

ガスストーブ

ガスストーブは都市ガスやプロパンガスを燃料として使用する暖房機器です。ガスを燃やすことで熱を発生させ、室内を暖めます。

ガスを使用するため、我が家のようにオール電化の家では使えず、選択肢からは外れます。

実は、私はガスストーブに出会ったことがなく、使ったことがありません。ただ、ガスストーブのメリットは、給油の手間がなく強力なパワーですぐに部屋を暖めることができます。

電気や灯油と違い、一気に暖めることができるので、ガスを使っているご家庭では石油ストーブよりおすすめしたい暖房機器です。

国内では、リンナイ、ノーリツの2社のみが扱っています。

困っている人

我が家はオール電化でガスはないんだけど機能を教えて

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メーカー主な機能
リンナイシャープのプラズマクラスターで空気中のウイルスを抑制する効果や静電気の発生を抑えてくれるる
ノーリツオートオフ人感センサーや必要な場所に温風を届けるスポット暖房でエネルギーを無駄なく使える
メーカー毎の主な機能

空気に重点をおくか、エネルギーの消費に重点を置くかが選択する際のポイントになります。

暖房の効果自体には大差がありませんので、選ぶ際にはこの2つに加え、タイマーがあるか、スイングがあるか、そんな所も見ながら選んでみてください。

エアコンだけでなく、石油ストーブや電気ストーブの性能や特徴も見ながら、是非、用途にあった暖房機器を選択してみてください。

また、エアコンが苦手な方はオール電化なら石油ストーブ、ガスがある方はガスストーブも選択肢に入れ、機能を見たうえで是非検討してみてください。

暖房機器の選び方とは?

困っている人

購入する時には何に気を付けたら良いの?安いものを選べば良いの?気を付けるべきポイントを教えて欲しい。

設置場所を確認する

暖房機器を選ぶ際、まずすることは設置スペースの確認です。

複数の部屋なのか、広い部屋なのか、個別の部屋なのか、部屋によって選択する暖房機器は変わります。

広い部屋や複数の部屋なら、エアコンやセントラル暖房システムなどの大きな暖房機器が適しています。

一方、個別の部屋を暖める場合や一時的な暖房が必要なら、ヒーターやストーブで十分です。

購入時にまずすること、それは「設置スペース」の確認です。

どれだけの広さを暖めたいかを一番最初に確認しておきたいですね。

ランニングコストを確認する

次に考えて欲しいのは、ランニングコストです。

困っている人

安いのを買っても維持費が高ければ結局高くなってしまうから、使うとどれくらい費用がかかるのかは知りたいなぁ

今回ご紹介したエアコン、電気ストーブ、ガスストーブについて、使う際にかかる灯油・電気・ガスの3点のランニングコストを比較して、分かりやすい値段を交えてご紹介します。

エアコン

消費電力は1時間あたり690Wとします。

使用時間は8時間、電力料金単価は目安単価である27円/kWhと仮定すると、電気代は以下になります。

  • 1日0.69kWh×8h×27円/kWh=149.04円
  • 1ヶ月149.04円×30日=約4,471円

電気ストーブ

消費電力は1時間あたり800Wとします。

使用時間は8時間、電力料金単価は目安単価である27円/kWhと仮定すると、電気代は以下になります。

  • 1日0.80kWh×8h×27円/kWh=172.8円
  • 1ヶ月172.8円×30日=約5,184円

石油ストーブ

石油ストーブは電気も必要ですが使用量は少なく、電気料金を目安単価である27円/kWhとすると、1日8時間使用した場合の1日の電気代は約20円です。

また、灯油の消費ですが、平均で1時間に約0.2リットルの灯油を消費するため、エアコン同様に、1日8時間使用した場合、必要な灯油の量は約1.6リットルで、1日あたりの灯油代は111.6×1.6=177.6円です。

電気と灯油を合算すると、以下になります。

  • 1日約20円+177.6円=197.6円
  • 1ヶ月197.6円×30日=約5,928円

これらを比較すると、以下のようになります。

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1日1ヶ月
エアコン149.04円約4,471円
電気ストーブ172.8円約5,184円
ガスストーブ197.6円約5,928円
目安の電気代

ランニングコストを比較すると、エアコンが最も低いことになります。

エネルギー効率が高い暖房機器を選ぶことで、省エネやランニングコストの削減ができます。

りなパパ

単純に費用だけを見るとエアコンだけど、購入費用、使用目的なども考えて購入しないとね。

使用時間によりコストは変わり、こまめに使うことで節約できますので、購入後にかかるコストの目安として参考にしてみてください。

使用目的をはっきりさせる

暖房の目的やに合わせて、適切な暖房機器を選ぶことも重要です。

例えば、冬の寒い間だけ暖房を使用する場合は、一時的な暖房機器であるストーブやヒーターが便利です。また、暖房と冷房の両方を備えたエアコンが必要な場合は、マルチエアコンなどが適しています。

普段はリビングにいるけど、勉強する時だけ子供部屋を暖めたい、仕事する時に足元を暖めたい、お風呂に入る時だけ脱衣場を暖めたいなど、使用目的にあわせて選択するのが良いです。

我が家は普段リビングにいて、寝る時に部屋に行き寝ますので、脱衣場と子供部屋に電気ストーブを置いて、リビングと書斎はエアコンにしています。

困っている人

仕事部屋に欲しくて、部屋全体よりも省スペースを暖めたい場合は、エアコンは必要ないので、電気ストーブでも良さそう

りな

ランニングコストだけでなく、使用目的もあわせて考えないとね!

安全性を確認する

設置スペース、ランニングコスト、使用目的は決まったら、次は、安全に使用できるかを確認することが重要です。火を使って暖める石油ストーブを使用する場合は、換気や排気の適切な管理、火の取り扱いに十分に注意する必要があります。

もちろん、電気ストーブでも長時燃えるものが近くにあれば、火事になる可能性はありますので、設置スペースを決めたら、その周囲に燃えやすいものがないかしっかり確認しましょう。

電気を利用する暖房機器を使用する場合には、過熱や過電流などの安全装置の有無も確認してくださいね。

困っている人

まだ子供が小さいし、触るとやけどしてしまうので、ガードがあってもよいかもしれないね。

りな

小さい子がいるなら電気ストーブやエアコンにしようとか、ガスがあるからガスストーブにしようとか、しっかりと確認して、暖房機器に触れないようにガードもつけたいですね。

直接本体に近づけないようなガードがあり、小さい子供がいても危なくないようになっています。

メンテナンスも考える

購入後の暖房機器のメンテナンス(手入れ)のことはあまり考えないかもしれませんが、メンテナンスをしっかりしないと故障の原因になってしまいますし、良いものでもだめになればゴミになってしまいます。

せっかく購入した以上、メンテナンスをしっかりしてできるだけ長く使い、寒い冬を暖めてくれる頼りな存在になって欲しいですよね。

また、定期的なメンテナンスやクリーニングの手間をおしまず、適切なケアを行うようにしましょう。

まとめ

暖房機器購入に関するお困りごとを解決し、快適な冬を過ごすために最適な機器を是非選択してくださいね!

暑い夏が恋しくなりますが、少しでも購入する際の手助けが本記事でできていたら幸いです。

冬の寒さに悩まされることなく、快適で暖かな家庭環境を実現するためには、正しい暖房機器の選択が重要です。

暖房機器を最適に活用し、エネルギー効率を高めることで、暖房費の節約もできるかもしれません。

暖房機器購入に関するお困りごとが解決し、皆さんにとって快適な冬の過ごし方が実現することを願っています。今後もお役立ち情報をお届けできるよう、更新を続けていきます。

ご覧頂きまして、ありがとうございました🐤

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